最近、子どもを見ていると思います。
ネットですぐ調べられるって便利だけれど、すぐに答えが手に入るって面白くないなぁと。
わたしが大学の時って、ネットスケープの全盛期で。
ネットも電話回線で「ピーヒョロロー」の時代だったんです。
繋がってもすぐに切れるから、ネットなんて役立たず。
まぁ、一言で言うと、不便な時代だったのですが。
ネットで海外のホテルの予約をとることもままならなかったので、LonelyPlanetを1冊買ってきて……。
必死で拙い英語で国際電話をして、B&Bやらユースホステルやらの予約をとって、旅のシュミレーションをしてました。
そして、必死にバイトして旅費を稼いでました(笑)
お金や情報がないならないなりに、それなりにやっていた気がします。
Googleマップもないから、道にも迷うし、トラブルもあったんです。
だけど、機械に頼らないから、出会いや人の温かさを知る機会もよりたくさんあった気がします。
最近のタイパ世代(息子)を見ていると、本当にそれが長い目で見たら近道なのかなと思うときがあって。
若いときは、正しいこと、効率的であることよりも、不便な中で楽しんで欲しいなぁと思います。
ちなみに余談ですが、不便な生活を楽しんでいると、さほどモノが欲しいと思わなくなり。
大概のものは作れるし、焦らないでいいよねと思えます。
するとね、お金も貯まります。
独身時代からその辺は意識としては変わらないのかもしれません。
自分がやりたいことにドバッとお金を使う。
今は子どもが独立したら、またバックパッカーで旅行したいなぁとそんな気持ちです。
なんでもかんでも一直線ではなく、無駄や不便を楽しむことができれば、そんなに焦りはいらないのかもしれないなぁと思います。