うちの夫は、控えめに言っても、勉強の面では天才だと思う。
努力もしているんだろうが、生まれたときから、頭のつくりが元々違うんだろうなぁと感じる人。
残念ながら、子どもはその血を受け継がなかったようで凡人のようで。(ひどいが)
たまに2人の会話を聞いていると、あれあれと思うことがある。
例えば、「今度の模試の目標は?どの教科を上げるか?」みたいな会話で。
小学校6年生の2回目の模試で目標って言われてもね〜と思いながら。
目標を立てたところで、小学生の公開模試って天才が集うところだから結果をコントロールできんよねと思う凡人の私。
で、「僕だって頑張ってる!でも……」みたいな、まずい雰囲気になりそうだったので助け舟を出してみた。
とりあえず、前回は雰囲気を掴むことが目標だったから、今回は精一杯やったのちに振り返りの時間を持ってみたらと。
その場で問題を解けるか解けないかはコントロールできないけどさ。
受けるときの姿勢と、その後の振り返りはコントロールできるよねと。
夫は天才だから、結果が出ないことに対する焦りみたいなものを感じとる能力が不足していて、できる人の思考の穴ってできない人への理解力なんだろうなぁと思ったんです。
できるから、できない人の気持ちが理解できない。
私はその辺、不出来な小学生時代を送ったので、子どもの気持ちが理解できるわけで。
私の最近の立ち位置は、天才の夫と凡人の子どもの間の橋渡しのようなもの。
目標は、自分でコントロールできるものの方がいいなぁ。
そうじゃないとさ、できなかった自分はダメとなりそうで。
でも、結果が出ないものに挑み続けるって、それだけで価値がある行為。
受けて結果が出ることがすごいことなんてわかっている。
結果が出ないかもしれないけど、やってみる。
それってさ、私から見たら、意志力半端ないと思うわけです。
だから、まずはそこを評価してあげてほしいなぁと凡人の母は思うのであります。
そして、その辺の共感力がない夫も日常生活大変じゃないかなぁと心配になるのでありますよ。
これこそ、一長一短なのかもしれないなぁ……なんて思う夕暮れ。